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事例紹介(東京都)(3)(医療的ケア児就学事例集2022)

kanazawa

:近年の課題としては、医療的ケア児が増えてきていると同時に両親共働きの医療的ケア児も増えてきました。

それに伴い、子どもたちが小学校に入学する際に、付き添いが問題になってきて、短縮の要望を各方面から頂いていました。

:保護者の方や現場のニーズにいち早く、応えてこられたのですね。

【付き添い短縮に関する都の課題】

:そうですね。そうして対応を進めていく中で、都という広域自治体ならではの課題もありました。

例えば、引き継ぎ期間短縮に成功しているある地域では、小学校入学の何年も前から情報を掴んで保護者と繋がったり準備を進めています。

しかし、就学相談の法制度上、東京都の教育委員会に医療的ケア児のお子さんの情報が届く時期が入学の3ヶ月前までとなっています。

そのため、基礎自治体の教育委員会と比べると、工夫しなければ圧倒的に準備期間に違いが生まれてしまいます。

また、学校は療育センターや保育園と比較して、付き添い時間が長いというお声も頂いています。

学校というのは、校舎も広く教室の移動もあり、マンツーマンでの見守りが難しいので看護師が巡回しての医療的ケアの体制が必要です。

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